加熱式タバコ・glo グロー、使用開始3日目のレビューです。
その前に加熱式タバコについて。
喫煙しない方にはなじみの薄い製品と思いますが、実は以前から色々なタイプの似たような製品はありました(禁煙グッズというか気分転換グッズと言うか・・・)。愛好家はいるもののブームとまで至ることはなく、大きな話題にはなりませんでした。
加熱式タバコは、専用のスティック等を電気で加熱し、発生した水蒸気(煙)を吸引する製品です。ニコチン・タールを含んではいますが、普通のタバコの1割程度であり、臭いも煙も少ないです。
先にハイテクな禁煙パイポと書きましたが、ニコチンを吸いこむ点と、煙の喉越しが普通のタバコに近い点が禁煙パイポとの違いです。
また日本ではニコチンは法律で取り締まられており、電子タバコと呼ばれる製品はニコチンを含んでいません。ニコチンを吸引できるのは加熱式タバコです。
さて、昨今の禁煙ブームです。
あちこちで分煙化が進み、敷地内全面禁煙な場所もあります。そんな背景の中、大ヒット商品となったのが加熱式タバコの1つであるIQOS(アイコス)です。デザイン良さやもあってか登場するやいなや品薄状態となりました。また、TVでお笑い芸人さん達が愛用を話題にしたこともあってか品薄に拍車がかかり、一時期ネット上では転売屋さんたちがプレミアム価格でやりとりしてたそうです。まー最近はだいぶ買いやすくはなってはいるようで、たまにコンビニで売っているのを見かけます。
今のところ、加熱式タバコの代表選手は3種。
・フィリップモリス社のIQOS(アイコス)
・ブリティッシュアメリカンタバコ社のglo(グロー)
・JT(日本たばこ)社のPloomTECH(プルームテック)
どれも製品の使用が少々異なります。
さて、
自分、昨今の禁煙(嫌煙?)ブームには疑問を感じてます。
なんか喫煙者の肩身が狭い雰囲気なのもありますが、
・「喫煙は肺がんの原因となり、副流煙も有害」と言われはじめて長いこと経ち、禁煙は進みました。で、統計上、日本人は少しは健康になったんでしょうか?
・たばこの値段に含まれてる「たばこ税」は旧国鉄の借金返済に使われてます。つまり、喫煙者は今だに国鉄の借金を払ってくれています。まだ何兆円も残っているそうですが、禁煙者がさらに増え、税収が無くなったら?また増税?
とか思います。
ただし、今だに場所柄を考えず喫煙するマナーの悪い人がいるのは事実です。
非喫煙者が煙を嫌うのも理解できます。
喫煙者でも他の人のたばこの臭いを嫌う人は多いですし、服に臭いが付くのを嫌がる人は多いです。
禁煙・嫌煙ではなく、やはり「分煙」が理想かなと思います。
なんて背景もあり、流行りに流されたみたいでイヤなんですが、加熱式タバコを検討してはいました。
また自分的なたばこ問題として、
・釣りやサバゲに行った時の、喫煙後にでる灰・吸い殻の処理。
・車の中で吸うと、周囲にヤニ・匂いがつく。灰や火が落ちることがある。
これを解決したいと常々考えていました。
特に運転中にたばこの火が落ちてしまうことは今まで2回あり、床に焦げ跡を作ってしまったこともあります。
そんなわけで色々考えた末、今回のデビューとなりました。
前置きが長くなりましたがglo グローのレビューです。
今回GETしたのはスターターパックと呼ばれる必要物品が一式セットになっている製品。
いづれ本体のみのスタンダードパックとか出るかもですね。
↓本体・説明書・充電器・掃除用ブラシが入ってます。
今回はセブンイレブンで購入。定価は8000円弱だそうですが、販売開始キャンペーン(だったかな?)で価格は4980円。nanacoポイントを使ったんで約3000円でGETできました。
喫煙するにはセットとは別にネオスティックと呼ばれる製品が必要。20本入りで420円です。
↓本体はなかなかスタイリッシュ、IPodみたいです
モノが揃ったら準備です。
加熱式タバコの使用には充電が必要です。
まずは付属の充電器で本体の充電。購入時は4時間くらいかかりました。充電中・完了はLEDで教えてくれます。
吸う時は、まず本体上部のふたをずらし、ネオスティックを軽く回しながら差し込みます。丸い部分のスイッチと3秒長押しすると加熱が開始。開始時に1回振動し、40秒経ち加熱が完了すると再度振動し、喫煙可能な状態になったことを教えてくれます。
あとは吸うだけ。
↓この状態で吸います。少し重さを感じますが直ぐ慣れました。
・初めての1口目は煙が暖かくてちょっとビックリするかも。
・なんかポップコーンみたいな匂いがします。
・1回の喫煙時間は3分30秒。
・喫煙可能状態になると、丸いLEDがタイマーみたいに消えていきます。また残り25秒になると1回振動し教えてくれます。
・3分30秒たつとLEDが消えますが、そこからまだ3口くらい吸えます(w
・1回充電で35本くらい吸えるそうです。IQOSと違い連続で吸えます。
・ネオステックはケント・ナノテック(細身のたばこ)と同じくらいのサイズ。前に吸ってたことがあるので、自分は咥えた時の細さに違和感は感じませんでした。
↓右が喫煙前、左が喫煙後のネオステック。
吸い殻(?)は普通のたばこみたいに匂いません。
火は使ってませんが、吸った直後は熱くなっているので他のゴミとは分別した方がいいでしょう。
携帯性比較。
右は普段自分が愛用しているたばこ入れ。
左は余ってたデジカメケース。とりあえずこれにglo入れてます。
中身。
右が普段愛用のZIPPOと愛煙のKENT I BOOST100S
左はglo本体とネオスティックさわやかメンソール
サイズ的にも重さ的にも携帯に問題は感じません。
火は使わず加熱しているだけとはいえ、本体内部は汚れます。
メーカーでは1箱20本喫煙ごとに付属のブラシでの清掃を推奨してます。
清掃は本体が冷えた後、上部ふたと本体下部のふたを開け、上下よりブラシで行います。
20本1箱吸ったところで初清掃。
↓分かり辛いでしょうが、少しカスがとれました。
と、いうわけで加熱式タバコデビュー致しました。
今はまだ普通のたばこからの移行中で、半々くらいで吸ってます。
既に移行した人は「喉がいがらっぽくならない」「鼻をかんでもヤニがでない」とのメリットを語られます。
あと、「普通のたばこの1割くらいとは言え、ニコチン・タールは煙に含まれているので、賃貸マンションとかに住んでいる人は部屋で吸わない方が良い」とも勧められました。僅かですがヤニが付くみたいです。
ZIPOOに出番がなくなるのは寂しいですが、徐々に移行して行く予定です。